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著者紹介
新田 均
皇學館大学現代社会学部教授
"伝統の知を継承していく"
日本の憲法学者、政治学者、神道学者。 皇學館大学現代社会学部教授。
平成10年「比較憲法学会・田上穣治賞」受賞。
近代日本の政教関係を中心に、学際的な立場から実証研究を行っている。 一般的に「現人神」「国家神道」と呼ばれる、狂信的な「天皇崇拝思想」とそれを支えた「国教制度」の定説を度重なる研究によって覆した。
この研究を振り返って、新田均氏はこう語る。
「私が近代日本の政教関係の研究を始めた頃は、この分野では不明のことが多い一方で、明らかに間違いだと断定できる議論が横行し、それが裁判にさえ影響を与えていた。とにかく、事実を明らかにすることでその誤りを正そうと考えて、原史料を読むことに没頭した。だが、膨大な嘘偽りのほんの一部を訂正するだけでも大変な労力と時間を要し、あせりを覚えることも多かった。(中略) しかし、他方で「細やかな部分否定をいくら繰り返しても、結局、世間のイメージを変えることができない。全体像を変えようと思えば、思い切って、自分が別の全体像を示すしかないのかもしれないと深く納得した。」(「現人神」「国家神道」という幻想-PHP研究所)
【主著】
・『近代政教関係の基礎的研究』(大明堂、1997年)
・『一刀両断――先生、もっと勉強しなさい!』(国書刊行会、2002年)
・『「現人神」「国家神道」という幻想――「絶対神」を呼び出したのは誰か』(神社新報社、2014年)
・『首相が靖国参拝してどこが悪い!!』(PHP研究所、2005年)
・『皇位の継承――今上陛下のご譲位と御代替わりの意義』(明成社、2018年)
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